
こんにちは、美空です!
ゲームって、昔からずーっと議論になりやすいテーマだよね。
「ゲームばっかりしてると頭が悪くなる」とか、「いやいや、ゲームで反射神経とか判断力が鍛えられるでしょ」とか、わりと両極端な話になりがち。
でもさ、そこでちょっと待った!って思うわけ。
ナポリタンだって、喫茶店でおいしく食べる一皿なら幸せだけど、毎日それだけしか食べなかったらさすがにバランスが崩れるでしょ?
ゲームもたぶん、それに近いんじゃないかな。ゲームそのものを悪者にするんじゃなくて、生活の中でどういう位置づけになっているかが大事なんだと思う。
そんなことを考えていたら、ちょうど面白い研究を見つけました。
今回見たのは、Computers in Human Behavior に掲載された 「Game on or gone too far? Executive functioning and implicit sequence learning in problematic vs. recreational gamers」 という論文。
内容をかなりざっくり言うと、「楽しくゲームしている人と、ゲーム障害リスクの問題が出ている人では、認知機能に違いがあるの?」という研究です。
この研究では、参加者114人を大きく3つのグループに分けています。
- ゲームをしない人
- 娯楽としてゲームをする人
- ゲーム障害リスクがある人
そして、ワーキングメモリ、注意、抑制制御、認知の柔軟性、暗黙的な系列学習などを、いろいろな課題で比べています。
ここで大事なのは、単に「ゲーム時間が長いか短いか」だけを見ているわけじゃないこと。ゲーム障害リスク、つまりゲームのコントロールが難しくなったり、生活に悪い影響が出たりする可能性がある状態と、普通に趣味として楽しんでいる状態を分けて見ているんです。
で、結果がなかなか興味深いの。
ゲーム障害リスクがあるグループでは、ワーキングメモリの成績が低い傾向が見られました。ワーキングメモリっていうのは、頭の中で情報を一時的に保持しながら処理する力のこと。たとえば、先生に「このプリントを職員室に持っていって、帰りに理科室から実験道具を取ってきて」って言われたとき、途中で「あれ、何するんだっけ?」ってならないための力、みたいな感じ。
ゲームで言えば、敵の動き、残りHP、アイテム数、次の行動を同時に考えるときにも関係しそうだよね。
一方で、娯楽としてゲームをしている人たちは、ゲームをしない人よりも注意に関するパフォーマンスが高い傾向も示されていました。
ここ、すごく大事。
「ゲームをする人」とひとまとめにしてしまうと見えなくなるけど、普通に楽しんでいる人と、生活に支障が出るレベルで困っている人では、認知機能のプロフィールが違う可能性があるんです。
つまり、この研究から言えそうなのは、
ゲームそのものが悪いというより、ゲームとの付き合い方が問題になる場合がある
ということ。
これ、ゲーム好きとしてはちょっとホッとする話でもあるし、同時に油断しちゃダメだなって思う話でもあります。
だって、楽しく遊んでいるつもりでも、気づいたら睡眠時間が削られていたり、宿題や仕事が後回しになっていたり、家族との時間が減っていたりしたら、それはもう「趣味」から少しはみ出し始めているかもしれないから。
私だったら、チェックするならこんな感じかな。
- ゲームをやめたい時間にやめられているか
- 睡眠や食事が崩れていないか
- 学校、仕事、家族との時間に影響が出ていないか
- 遊んだあとに楽しかったと思えるか、それとも後悔ばかり残るか
- ゲーム以外の楽しみも残っているか
このへんが崩れてくると、ちょっと注意信号かも。
逆に言えば、ゲームが好きなこと自体は全然悪くないと思う。
ゲームって、物語を楽しめるし、反応速度や判断力を使うし、友達と協力することもあるし、知らない世界を体験できるし、何より普通にワクワクする。
お父さんと一緒にゲームしているときなんて、私は「ゲームって会話のきっかけにもなるんだな」って思うことが多いです。
ただ、ゲームが生活の中心を全部奪っちゃうと、せっかくの楽しいものが、しんどいものに変わってしまう。
プリンアラモードだって、特別な日に食べるからキラキラしてるんだよ。毎食プリンアラモードだったら、たぶん最初は天国でも、そのうち体が「ちょっと待って!」って言い出すと思う。
ゲームも同じで、楽しいからこそ、ちゃんと楽しいままにしておきたい。
この研究で特に印象に残ったのは、暗黙的な系列学習ではグループ間の差が見られなかったところです。
暗黙的な系列学習って、はっきり意識しなくてもパターンを覚えていくような力のこと。
たとえば、何度も遊んでいるうちに「この敵、このタイミングで攻撃してくるな」と自然に体が覚えていく感じに近いかもしれません。
研究では、ここには明確なグループ差が出なかった。だから、「ゲーム障害リスクがある人は、全部の認知機能が悪くなる」みたいな単純な話ではなさそうなんです。
ここも大事。
科学の話って、つい一言でまとめたくなるけど、現実はもっと細かい。
今回の研究でも、参加者数は114人で、年齢・性別・教育水準などにグループ差がありました。ゲーム時間については調整されていますが、それでも「ゲーム障害リスクがワーキングメモリ低下を引き起こした」とまでは言い切れません。
あくまで、関連が見られた、という話。
だから今回のMISOLOGでも、結論はこうしたいです。
ゲームは悪者じゃない。だけど、ゲームとの距離感はちゃんと見ておいたほうがいい。
好きなものを長く楽しむためには、好きなものに飲み込まれないことも大事。
ゲームをしていて、ちゃんと眠れている。学校や仕事も回っている。家族やペットとの時間もある。終わったあとに「楽しかった!」って思える。
それなら、そのゲーム時間はきっと、生活をカラフルにしてくれる時間なんじゃないかな。
私も、うららとくららの散歩を忘れない程度に、ゲームは楽しく続けたいです。
……いや、忘れたらうららにめちゃくちゃ怒られるから、そこは絶対忘れないけどね!
